農薬 化学肥料 除草剤 ホルモン剤など、
全ての薬剤(有機JASで認められて
いるモノを含む)を
一切使わない、
自然栽培のキウイフルーツです。
安心安全ですので皮ごと栄養と
旨みを余すことなく
食べることができます。
甘みと酸味がバランス良く整った
濃厚な味わいです。
大分県南部に位置する臼杵市は、
海あり山ありと豊かな自然に囲まれた
有機農業が盛んな地域で、
市が運営する有機堆肥センター
もあります。
当園がある臼杵市野津町は
典型的な中山間地域で、
圃場周辺は山に囲まれており、
昼夜を問わずシカやイノシシなどの
野生動物が出没します。
近年特に耕作放棄地が増え、
高齢で離農する方も多く、
当園が管理している畑や田んぼも
長年使われていなかった圃場です。
以前は畑でしたが、長年放置されて、
いつの間にか竹が侵食して
荒れてしまったところを
開墾した圃場もあります。
ヒャクマスのキウイ園地は、
後継者がいない園地を
引き継ぎました。
当時は、半分放棄された
状態でしたが、
樹形を整え、棚を直し、
足元の剪定枝を片付け、
少しづつ園地を再生させました。
ヒャクマスのキウイ栽培は、
購入した花粉ではなく、
当園のキウイ雄木の花から
採取した花粉を使います。
5月、開花直前の蕾を摘み取り、
集めたものを採葯器にかけ、
葯(花粉)と花弁に分けます。
分けた後の葯を一晩暖かい所で乾かし、
更に精製機にかけることで、
ようやく花粉だけの状態に
なってくれます。
そして、少し遅れて咲き始める
雌木の花のひとつひとつに
授粉していきます。
背丈が高くなった下草は、
園地に風を通す為に刈りますが、
なるべく多種多様な草を
生やすことにより、
その草花の根っことキウイの根っこが
地下で繋がっていて、
足りないもの同士を補い合う
イメージをもって育てています。
園地には、外から持ち込む肥料や
堆肥なども施さないことで、
過剰に実らせることなく、
健やかでエネルギーに満ちた
樹々になってくれると思います。
その先に、土や自然の栄養が
ゆき渡り実ってくれた
果実を収穫することができるのです。
本来木がもっている
持続可能な生産能力を
超えないようにしています。
その分、果実のひとつひとつに
土や自然の栄養が
いきわたっているのだと思います。
例年10月下旬から11月上旬に
収穫します。
収穫したばかりのキウイは、
すっぱくて固くて食べられないので、
2〜3週間追熟をかけ甘くなったら、
みなさまの元へお届けします。