農薬 化学肥料 除草剤等を
一切使わない、
自然な栽培の
キウイフルーツです。
刈草や剪定枝のチップが堆肥になり、
自然の循環サイクルの中で
イキイキと育ちます。
安心安全ですので
皮ごと食べることもできる、
甘みと酸味がバランス良く整った
濃厚な味わいです。
大分県南部に位置する臼杵市は、
海あり山ありと豊かな自然に囲まれた
有機農業が盛んな地域で、
市が運営する有機堆肥センター
もあります。
当園がある臼杵市野津町は
典型的な中山間地域で、
圃場周辺は山に囲まれており、
夜間にはシカやイノシシなどの
野生動物が出没します。
近年特に耕作放棄地が増え、
高齢で離農する方も多く、
当園が管理している畑や田んぼも
長年使われていなかった圃場です。
以前は畑でしたが、長年放置されて、
いつの間にか竹が侵食して
荒れてしまったところを
開墾した圃場もあります。
ヒャクマスのキウイ園地は、
後継者がいない園地を
引き継ぎました。
当時は、半分放棄された
状態でしたが、
樹形を整え、棚を直し、
足元の剪定枝を片付け、
少しづつ園地を再生させました。
ヒャクマスのキウイ栽培は、
購入した花粉を使わず、
花から採取から採取した
花粉を使います。
雄の木から花を摘み取って
花粉を集めて、
採葯機で花粉と花弁に分けます。
暖かい所で一晩乾かして
開かせた花粉を、
精製機にかけ、花粉だけを集めて、
雌花に受粉していきます。
剪定枝をチップにしたものや、
園地に生えている草を刈って、
堆肥にします。
いろんな種類の草を生やして、
その草の根っことキウイの木が
菌糸で繋がっていて、
足りないもの同士を補い合う
イメージをもって育てています。
自然に堆肥として土に返る
有機物を使うことで、
本来木がもっている持続可能な
生産能力を
越えないように
しています。
その分、果実のひとつひとつに
土や自然の栄養が
いきわたっているのだと思います。
例年10月下旬から11月上旬に
収穫します。
収穫したばかりのキウイは、
すっぱくて固くて食べられないので、
2〜3週間追熟をかけ甘くなったら、
みなさまの元へお届けします。
2015年に関東から移住してきて、 妻と二人で持続可能で循環する農業を営んでいます。 農園名のヒャクマスは、 ヒャクショウマスダ(百姓増田)の略です。 百姓とはたくさんの仕事がこなせる人、何でも自分でやろうという精神性が備わっている人、という意味もあるそうで、そこから名付けました。国内外で学んだパーマカルチャーデザインをベースに、 自分たちがその土地で生活し、 管理することでより豊かな土地になっていくように、地球の一部となり、 環境に負荷をかけず循環する暮らしを心掛けています。 エネルギーもなるべく自給できるように、自宅や電気柵には太陽光発電、 薪ストーブやかまど、薪風呂、太陽熱温水器などを使っています。